「お客さまがなぜ喜んでくださるのか?」
それを掘り下げていく過程で、競争力の源泉となる強み(知的資産)が明らかになります。そして、その知的資産をこれまでどのように培い、これからどのように活かしていくのかを整理することで、経営に役立てることができます。
当社では、知的資産経営支援経験も豊富で、公的機関の知的資産経営に関する冊子改訂ワーキンググループや知的資産経営研究会での論文共同執筆などにも参画しているコンサルタントにより、「お客さまが他社ではなく当社を選んでくださる理由は何か?」「当社の価値観とは?」「知的資産がどのように結びついてお客さまに価値を届けているのか?」「知的資産を測る指標とは?」などについて、ともに考え整理するお手伝いをいたします。
また、その取組みを通じて、経営幹部の育成やスムーズな事業承継、経営理念や将来ビジョン・アクションプランの整理などの実現をサポートいたします。
「知的資産」とは?
特許やブランド、ノウハウなどの「知的財産」と同義ではなく、それらを一部に含み、さらに組織力、人材、技術、技能、経営理念、顧客等とのネットワークなど、財務諸表には表れてこない目に見えない経営資源の総称を指します。すなわち、企業の本当の価値・強みであり、企業の競争力の源泉を意味します。100年を超える長寿企業が挙げる「自社の強み」のほとんどがB/Sに表れないこの「知的資産」であると言われています。
「知的資産経営報告書」とは?
企業が有する技術、ノウハウ、人材など重要な知的資産の認識・評価を行い、それらをどのように活用して企業創造につなげていくかを示す報告書を「知的資産経営報告書」と呼びます。過去から現在における企業の価値創造プロセスだけでなく、将来の中期的な価値創造プロセスをも明らかにすることで、企業の価値創造のストーリーをより信頼性をもって説明するものです。
■知的資産経営支援:実施事項とスケジュール(例)
フェーズ | 主な実施事項 | ご支援例 |
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1.プロジェクトキックオフ | ・進め方の確認 ・知的資産経営の説明 |
・取組みの進め方について共有します。 ・知的資産経営についての説明を実施いたします。 |
2.業務プロセス分析の実施 | ・業務の流れと工夫/課題の見える化 | ・業務の流れに沿って、それぞれの業務での工夫や課題の洗い出しをお手伝いいたします。 |
3.価値ストーリーの整理 | ・経営哲学と顧客価値の共有 ・経営哲学から顧客価値につながるストーリーの整理 |
・「お客様になぜ選ばれているのか?」(顧客価値)、「当社の価値観とは?」、「自社の強みがどのようにつながり顧客価値を創っているのか?」を一緒に整理いたします。 |
4.知的資産の整理 | ・各知的資産の定義 ・知的資産の測定指標と客観的評価の整理 |
・「当社の特長的な強みとは何か?」、「どのように培われてきたのか?」、「どの程度か?」(客観的評価)を説明できるように一緒に整理いたします。 |
5.アクションプランの整理 | ・外部環境分析の実施 ・知的負債のストーリー化 ・アクションプランの整理 |
・将来ビジョンの実現に向けて実施すべき課題を一緒に整理いたします。 ・課題に対して、誰が何をいつまでにどのように実施していくのかを具体的に落とし込むサポートをいたします。 |
6.知的資産経営報告書の作成 | ・知的資産の魅せる化 ・報告書の作成支援 |
・経営哲学、価値ストーリー、知的資産の特長・客観的な評価、将来ビジョンとその実現に向けたアクションプランなどをわかりやすく冊子形式に整理するお手伝いをいたします。 |
※一貫したご支援だけでなく、価値ストーリーの整理などスポットでのコンサルティングも可能です。
※また、経営理念や将来ビジョンの整理などを織り込んだコンサルティングも可能です。
お気軽にお問い合わせください。